MT5インジケーターで口座を救う:Claudeがゴールドの売買ゾーンを描く(第3回)
プロップファーム口座の閉鎖まで残り1,831ドル。立て直すために、Claudeがゴールドの売買ゾーン、損切り、利確、ロット数を描くMT5インジケーターを自作しました。
水曜日の夜、私のプロップファーム口座は閉鎖まで残り1,831ドルでした。今週と同じ失敗を繰り返さずに立て直すため、今日「AI Zones」を作りました。Claudeが15分ごとに分析したゴールドの売りゾーンと買いゾーンを、損切り、利確、ロット数まで計算した状態で表示するMetaTrader 5のインジケーターです。注文は一切出さないAIトレード用ツールです。
これは30万ドル口座のトレード日記の第3回で、最大ドローダウンを扱った第2回の続きです。今どこにいるのか、新しい手法ではなくインジケーターを選んだ理由、Claudeがゾーンを作る仕組み、9月25日の2つのゾーンとロット数、そしてツールの限界を紹介します。
要点まとめ
- 9月23日(水)の夜、口座閉鎖(下限282,000ドル)まで残り1,831ドル。金曜の夜は287,043.98ドルで、余裕は5,043.98ドル。
- 9月21日〜25日の週:24トレード(11勝)で−3,473.75ドル。ただし水曜の底からは+3,212.75ドル。
- AI ZonesはMT5インジケーターです。Claudeが15分ごとに約4セントでゴールド(XAUUSD)を分析し、損切り・利確・ロット数付きで1〜4個のゾーンを描きます。
- ロット数は損切り時の損失が700ドルになるよう計算。余裕5,044ドルなら、口座閉鎖までに7回連続の損切りに耐えられます。
- インジケーター導入初日:5トレード(3勝)で−144ドル。今週初めて大きな損失のない1日でした。ゾーンはまだ過去データで検証していません。

9月25日(金)のゴールド15分足。MT5サーバー時間18:21に撮影。赤が売りゾーンS1、緑が買いゾーンB1。左上のパネルにロット数と金額、その横に分析のオン・オフボタンがあります。チャート上の表記はフランス語です。
出発点:口座閉鎖まで残り1,831ドル
私のプロップファーム口座は9月4日に30万ドルで始まり、残高が282,000ドル(損失6%)を下回ると閉鎖されます。9月14日に302,057ドルの最高値をつけた後、9月15日〜18日の週で11,539ドルを失いました。そのうち1日は−6,142ドルです。

今週は290,518ドルから始まりました。火曜日は前週の金曜日とほぼ同じくらいの痛手で、水曜日の夜には閉鎖まで1,831ドルしか残っていませんでした。そこから少しずつ戻しています。
| 曜日 | 損益 | トレード数 | 勝ち | 当日終値の残高 | 282,000ドルまでの余裕 |
|---|---|---|---|---|---|
| 21日(月) | +816.00ドル | 1 | 1 | 291,333.73ドル | 9,333.73ドル |
| 22日(火) | −6,124.50ドル | 8 | 3 | 285,209.23ドル | 3,209.23ドル |
| 23日(水) | −1,378.00ドル | 6 | 2 | 283,831.23ドル | 1,831.23ドル |
| 24日(木) | +3,356.75ドル | 4 | 2 | 287,187.98ドル | 5,187.98ドル |
| 25日(金) | −144.00ドル | 5 | 3 | 287,043.98ドル | 5,043.98ドル |
| 週合計 | −3,473.75ドル | 24 | 11 |
決済日ベースの純損益で、手数料込みです。水曜日の底からは+3,212.75ドル。
最も痛かった日(18日の−6,142ドル、22日の−6,124.50ドル)を振り返ると、相場が特別に難しかったわけではありません。その場で決めたロットで、エントリーを重ねた日でした。今あのような1日があれば、残りの余裕をすべて失います。
新しい手法ではなくインジケーターを選んだ理由
必要だったのはシグナルを増やすことではなく、枠組みでした。AI Zonesはゴールドの方向を当てるものではありません。ただ、自分一人では守れなかった3つのことを強制してくれます。
- 準備されたエントリー。 もう適当な場所では入りません。あらかじめ描かれ、損切りも決まっているゾーンに価格が来るのを待ちます。
- エントリー前に決まっている損失額。 ロット数は選んだ金額に合わせて計算されます。1トレード700ドルなら、−6,000ドルの1日には9回連続の損切りが必要です。
- 何もしない権利。 価格の近くにゾーンがなければ、トレードはしません。
計算はまだぎりぎりです。余裕5,044ドルで1トレード700ドルなら、閉鎖までに耐えられる連続損切りは7回。400ドルなら12回です。金額はインジケーターで設定でき、私が最初に気にかけている設定です。
インジケーター導入初日の今日は、5トレード(3勝)で−144ドルでした。結論を出すには早すぎますが、今週初めて大きな損失のない1日です。
1日で、1つずつ問題を解決して作った
AI Zonesは今朝まで存在しませんでした。インジケーターの各機能は、トレード中にぶつかった問題への答えで、ぶつかった順に並んでいます。
- 手で描いたゾーン。 午前の終わりに、4,325〜4,330に売りゾーンを手で描きました。その後、自分の印象ではなく、確認できる水準(当日・前日・今週の高値と安値、当日の指標)にゾーンを基づかせたいと考えました。
- Claudeが代わりに相場を読む。 プログラムがローソク足とカレンダーを送り、インジケーターがその回答を描きます。最初の試作は読めるものの、雑然としていました。
- ゾーンごとに1色。 ゾーンが複数あると、どの損切りがどのエントリーのものか分からなくなりました。今は各ゾーンに色があり、損切りと利確も同じ色です。
- 計算済みのロット数。 最大の損失は、その場で決めたロットから生まれていました。インジケーターはエントリー前にロット数とドル建ての金額を表示します。
- エントリー位置の表示。 太線で、ロット数、損切り、利確の計算基準となる価格を示します。
- アラート画面の廃止。 注文を出している最中に画面をふさいでいたので、オフにしました。
- 安定したゾーン。 15分ごとに名前や価格が変わるゾーンは、エントリーの瞬間に迷いを生みました。今は理由なく動きません。
- ON/OFFボタン。 分析は1回数セントかかります。画面の前にいるときだけ払えば済みます。
AIトレードは売買判断の補助ツール、自動売買ではない
AI Zonesは取引をしません。ゾーンを表示するだけで、判断してクリックするのは私です。これが売買判断の補助ツールと、自分で注文を出す自動売買ロボット(EA)との違いです。AIが相場を読んで提案し、執行は手動のままです。
インジケーターがチャートに表示するもの
ゾーンごとに色が決まっていて、そのゾーンに関係するもの(損切り、利確、テキスト)はすべて同じ色で描かれます。売りは赤とオレンジ系、買いは緑と青系です。2秒で読めるチャートにしたかったのです。
- 売りゾーン:売るべき価格帯を長方形で表示。タイトルは方向、名前、上下限、信頼度。
- 買いゾーン:同じ仕組みで緑。長方形の下に推奨ロット数とドル建てのリスク。
- 基準エントリー:最初に触れる端に太線。売りなら下端、買いなら上端。
- 損切り(SL):実線。ラベルに価格とドル建ての損失。
- 利確1(TP1):破線。ラベルに価格とドル建ての利益。
- 利確2(TP2):点線。2つ目の利確がある場合のみ。
- 「AI分析」ボタン:MT5からClaudeへの問い合わせを停止・再開します。
損切りと利確は分析した時刻以降にだけ描かれます。過去のチャートは見やすいまま、ラベルは線の始まり、最新のローソク足の近くに表示されます。
Claudeが15分ごとにゴールドを分析する仕組み
インジケーター自体は考えません。ファイルを読むだけです。MT5の横で小さなプログラムが動き、15分ごとに5つのステップでそのファイルを用意します。

- データ:ゴールドの日足、4時間足、1時間足、15分足、現在値、平均ボラティリティ。
- カレンダー:今後12時間の重要度「高」と「中」の経済指標。
- Claude:複数の価格水準が重なる1〜4個のゾーンを見つけ、決められた形式で回答します。
- ファイル:ゾーンを検証してから、MT5と共有するファイルに書き込みます。
- インジケーター:5秒ごとにファイルを読み、変化があれば描き直します。
1回の分析は約2分30秒、費用は約4セントです。相場が開いている1日を通しても4ドル未満。画面の前にいないときは、ボタンで止められます。
理由もなく動かないゾーン
今はClaudeに、表示中のゾーンと作成時刻を渡しています。ゾーンごとに、そのまま残す(プログラムが以前の数値をセント単位でそのままコピー)、新しい事実で水準が動いたなら調整する、理由を添えて取り消す、のいずれかを選ばせます。
以前は違いました。最初のバージョンには困った欠点がありました。分析のたびにClaudeがゼロから考え直すのです。同じ売りゾーンが「z1」、次は「sell-high-jour」、次は「Z2」と名前を変え、上下限も1〜2ドルずれていました。ゾーンが消えたのが無効になったからなのか、単に言い換えられただけなのか、区別できませんでした。
今日の午後、買いゾーンが1つ、次の理由で取り消されました。「価格が4,273.46まで下落し、SLの4,274を下回った:ゾーン無効」。価格が入ったゾーンは、損切りか最初の利確に届くまで表示され続けます。
今日のXAUUSDのゾーンとロット計算
9月25日、Claudeはトレンド方向の売り(S1、信頼度62%)と、トレンドに逆らう買い(B1、55%)を描きました。ゴールドは前日高値(4,303.26)を上抜けて当日高値の4,315.73で止まり、4,254.65まで下落してから4,290付近まで戻しました。9月18日の4,399の天井以来、大きな流れは下向きです。
| ゾーン | 価格帯 | エントリー | SL | TP1 | TP2 | 信頼度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| S1 売り | 4,295.00〜4,308.00 | 4,295.00 | 4,318.50 | 4,275.00 | 4,258.00 | 62% |
| B1 買い | 4,254.50〜4,263.00 | 4,263.00 | 4,242.00 | 4,278.00 | 4,292.00 | 55% |
S1は4,295〜4,308の価格帯で、今日は当日高値の手前で何度も跳ね返されています。B1は当日安値と前日安値の間、価格が強く反発した場所です。トレンドに逆らう買いで、Claudeもコメントでそう書いています。信頼度が低いのはそのためでもあります。
ゴールドのロット計算、ゾーンごとに
インジケーターはゾーンごとに、損切りにかかったときの損失が一定額になるロット数を計算します。私は700ドルに設定しました。計算は最初に触れる端、つまり損切りが最も遠い位置から行います。ゾーンの奥でエントリーすれば、リスクは予定より小さくなることはあっても大きくはなりません。ロット数は切り捨てです。
| ゾーン | ロット | 損切り時 | TP1到達 | TP2到達 |
|---|---|---|---|---|
| S1 売り | 0.29 | −682ドル | +580ドル | +1,073ドル |
| B1 買い | 0.33 | −693ドル | +495ドル | +957ドル |
ゴールドは1ロット=100オンスなので、1ドルの値動きは1ロットあたり100ドルです。S1では損切りがエントリーから23.50ドル離れています。700 ÷(23.50 × 100)= 0.297、切り捨てて0.29ロット。損切りにかかれば682ドルの損失です。ロット計算ツールと同じ計算を、ゾーンごとに自動で行っています。
ツールの安全策と限界
AI Zonesは表示するだけで動きません。そして情報が信頼できなくなったときは自分で知らせます。私が決めたルールは次のとおりです。
- 注文しない。 インジケーターもプログラムも表示するだけ。判断とクリックは私です。
- 矛盾したゾーンはグレー表示。 たとえば損切りがゾーンより上にある買いゾーンは、「INCOHERENT」と表示されてグレーになり、何も起こりません。
- 古い分析を警告。 20分以上更新がないとパネルが赤くなります。ボタンで分析を止めたときは、ゾーンが何分前から固定されているかを表示します。
- 週末はなし。 金曜22:00 UTCを越えるゾーンはなく、市場が閉まっている間は分析しません。
- ポップアップなし。 全画面アラートは初期設定でオフです。
指標発表を見逃さないよう、私の検証環境ではForex Calendar Proの経済指標カレンダーを使っています(私自身のサービスで、第1回で紹介しています)。
各ゾーンの横のパーセンテージは、重なる水準の数と明確さについてのClaudeの判断です。測定された確率ではありません。62%のゾーンが100回中62回勝つわけではありません。
これらのゾーンはまだ過去データで検証していません。AI Zonesは価格を見るべき場所を示すもので、目をつぶって従うシグナルではありません。
AI Zonesの入手方法
AI Zonesは500ユーロで提供しています。MetaTrader 5で動作し、ご自身のClaude APIキー(Anthropic)が必要です。分析料金はそのアカウントに直接請求され、私の使用状況では1回約4セントです。インジケーターはゾーンを表示してロット数を計算するだけで、注文は出さず、過去データでの検証もしておらず、成果を保証するものではありません。ご希望の方はwdltradingapi@gmail.comまでご連絡ください。
よくある質問
プロップファームの口座を失わないためには?
私の場合は、エントリー前に損失額を決め、残りの損切り回数を数えることです。下限282,000ドルに対して余裕が5,044ドルあれば、1トレード700ドルのリスクで閉鎖までに7回連続の損切りに耐えられ、400ドルなら12回です。最悪の日は、その場で決めたロットでエントリーを重ねた日でした。
AI ZonesはMT5でどう動く?
AI Zonesは私が作ったMT5用のインジケーターで、チャートに追加して使っています。インジケーター自体は計算をせず、横で動く小さなプログラムが15分ごとに用意するファイルを5秒ごとに読み、ゾーン、損切り、利確、ロット数を描画します。インジケーターは500ユーロで、Claude APIキーが必要です。
AI(Claude)でゴールドのエントリーゾーンは分析できる?
分析ツールとしては可能です。AI Zonesでは、Claudeが15分ごとにゴールドの日足、4時間足、1時間足、15分足と今後12時間の指標を受け取り、1〜4個の売買ゾーンを提案します。注文は出さず、判断とクリックは私がMT5で行います。
ゴールド1ロットは何オンス?
ゴールドは1ロット=100オンスです。そのため1ドルの値動きは1ロットあたり100ドルになります。ロット数 = 許容リスク ÷(損切り幅(ドル)× 100)。リスク700ドル、損切り幅23.50ドルなら0.297、切り捨てて0.29ロット、損切り時の損失は682ドルです。
AIの信頼度は勝率のこと?
違います。AI Zonesのパーセンテージは、重なる水準の数と明確さについてのClaudeの判断です。62%のゾーンが100回中62回勝つという意味ではなく、ゾーンもまだ過去データで検証していません。見る場所を教えてくれるもので、そのまま取引するものではありません。
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